「わっしょい!わっしょい!」

お神輿(みこし)を担ぐ際に発する「ワッショイ!」の掛け声。
子供のころから当たり前のように使っていたりしますが、そういえばどんな意味の言葉なのだろうと気になったことはありませんか。

今回は、これからのシーズンに欠かせない掛け声「わっしょい」について調べてみることにしました。

「わっしょい」の語源と意味

語源は諸説あるようで、いくつかご紹介します。

  • 「和し(て)背負へ」「和を背負う」「輪を背負う」説
    和の心をもって平和を担ぐ、立場や利害・感情を超えてみんなで力や心を合わせて背負う意味の 「和して背負ぇ!」(=みんなで仲良く神輿を背負え!)の言葉が変化した
  • 「和一処」「和と一緒」説
    皆がひとつになって力を合わせる、ひとつの目的を達成するという意味の「和と一緒」が変化した
  • 「和上同慶(わじょうどうけい)」説
    お神輿に神様が宿られた、神様が降りてきてくださったという意味の「和上同慶」の「和上」が変化した

というのがどうやら代表的なようですが、残念ながらはっきりした語源はわかっていないそうです。

wasshoi2camera-icon『天下御用神田祭礼之図』 国立国会図書館所蔵

明治時代に出版された「東京風俗志」によると、語源は「和を背負う」「和一処」から来たのが通説、とされているそうなので言葉の起源は定かではありませんが、わっしょいの言葉には「お互いに仲良く力を合わせていきましょう」という「和を以って貴しと為す 」の意味が込められているというのは確かなようです。

)和を以って貴しと為す(わをもってとうとしとなす)
皆がお互いに仲良く調和していくことが大事であるという教え。聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉。

起源はヘブライ語、朝鮮語という説も

ヘブライ語で「運べ」という意味の「エッサ」が変化した説、朝鮮語で「来た」という意味の「ワッソ」が変化した説など海外から入ってきた言葉が変化した説も出回っているようですが…これらの説は少々無理のある俗説のようです。

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「わっしょい!」の掛け声ですが、どうやら現代では「ソイヤ(セイヤ)!」が主流になりつつあるようです。 ソイヤ!の方が勢いがあって現代に合っているなどの意見もあるようですが、筆者は「わっしょい!」の掛け声の方がしっくりくるような気がします。みなさんの地域ではどんな掛け声が主流ですか?