JAPAN(ジャパン)の語源をご存知でしょうか?

諸説あり、

・漆(うるし)説
漆器のことを英語では、小文字で「japan」と表現する。当時の輸出品が漆器工芸中心だったとすると、このことが由来か?

・聞き間違え説
始めに来日したヨーロッパ人はポルトガル人。その人が国の名前を聞いた時、にっぽん(nippon)という発音がやっぽん(jappon)と言う発音に聞こえた?

などなど、なかなか興味深い考察や、なにそれ?と思わず笑ってしまうような楽しい考察が多数語られています。

今回は諸説ある中から、筆者が「これなら納得出来る説明がされているのかな?」と思っている一説をご紹介させていただきます。

【マルコ・ポーロ氏の東方見聞録を由来とする説】

7世紀ごろから日本人は、中国から見て「日の出ずる国」を意味する「日本」という国名を「にっぽん」と呼び、対外的(対中国)にも「日本国」を名乗る。

時は過ぎ、元(中国)にて、日本国の事を元の時代の中国音と思われる、
「Zi(日)」
「pan(本)」
「gu(国)」
として認識される。

13世紀ごろのヨーロッパ(彼らの大航海時代とされる時代)、ヴェニス商人マルコ・ポーロ氏は元(中国)に滞在した際に、伝説の黄金の国「Zipangu」の情報を得る。

(黄金の国、と称された理由も諸説あり、「金産出国であるという話が誇張されて伝わった」「稲作の国であることから秋の実りの風景を金色と表現した」など多数の考察がされている)

その後、そのポーロ氏が日本を「黄金の国・Zipangu(ジパング)」として東方見聞録で紹介したことにより、日本が西洋に広く知られるようになっていく。

そしてヨーロッパに広がりながら各国語で翻訳される過程で「JIPANG」などに表記が変化していき、ついに英語圏にて「JAPAN」という表記に変化し、現代に続いていると思われる。

…以上が、筆者が「これなら」と思っている一説のご紹介となります。時代考証などの甘い部分も多々あるかと思われますが、ほんの一説、という事でご容赦ください。

1300年ほど前(諸説ありますが)から変わることなく続く国名「日本(にっぽん)」。19世紀半ばに世界共通語が英語となった事で、日本人自ら自国の名称を「JAPAN(ジャパン)」と表現する事が増えた現代においても、日本人にとっての「日本(にっぽん)」と、その歴史を大切にしていきたいものです。