日本のゆるキャラの原点とも言える(?)土偶と埴輪。

なんだか可愛いような、不気味なような・・・?不思議な魅力を持った彼らですが、土偶と埴輪の違いって意外と知らなかったりしませんか?今回はその謎めいた彼らについて少し調べてみました。

土偶(どぐう)とは

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camera-icon『遮光器土偶』 東京国立博物館所蔵 photo by Maarten Heerlien

土偶とは、縄文時代に作られた人や動物の形を模した土製の焼き物のこと。乳房や大きいおなか(妊婦)の表現など女性を象ったものが多いのが特徴です。このことから出産や豊穣、悪魔払いなどの呪術的な用途で使用されていたのではないかと考えられています。

土偶の大半は壊れた状態で見つかっており、祭祀などの際に厄払いを目的に故意に壊していたのではないかと言われていますが、正確なことはまだわかっていません。三重県、滋賀県で出土された縄文草創期(約1万2,000年〜1万1,000年前)のものが現存する日本最古のものとなっています。

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埴輪(はにわ)とは

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camera-icon『埴輪 踊る人々』 東京国立博物館所蔵 photo by x768

埴輪とは、古墳時代の3世紀後半から6世紀後半にかけて作られていたとされる素焼の焼き物のこと。古墳から多く出土されることから古墳の周囲や上に並べる葬儀用品の一つと考えられています。

完全な状態で出土されることが多いのが特徴です。形状は大まかに2つに分けられ、土管のような形の円筒埴輪(えんとうはにわ)と、人や動物、家などを象った形象埴輪(けいしょうはにわ)があります。さらに形象埴輪は家形埴輪、器財埴輪、動物埴輪、人物埴輪の4つに分けられるそうです。

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つまり土偶と埴輪というのは、

・土偶…縄文時代に作られた主に女性を象った土製の焼き物
・埴輪…古墳時代に作られたお墓のための素焼きの焼き物

という違いがあります。どちらも土製の人形のように見えますが、時代も目的も違うまったく別のものなのです。土偶や埴輪に遭遇した際は、是非彼らの違いを思い出してあげてくださいね。

次回はもう少し詳しく土偶や埴輪についてお伝えしたいと思います。

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