記念すべき記事第一弾は、このWebマガジンでもタイトルに使用している「帖」についてのお話です。

手帖、便利帖、帖本など。現代では「帳」と同じように使われていたりするのですが、「帖」とはどういうものなのでしょう?

じょう〔デフ〕【×帖】
[名]折り本。折り手(で)本。また、屏風(びょうぶ)など折り本ふうに仕立てたもの。

goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/107343/m0u/%E5%B8%96/

読み方は他の辞書に「ちょう」ともありました。
折り本というらしいです。折り本とは…?

折り本(おりほん)とは、横に長くつなぎ合わせた紙を一定間隔で折り畳んで作る製本方法(蛇腹)。
または、そのような方法によって製本した本。折本(おりほん)と表記することもある。
(中略)
糸で綴じる製本方法に比べると簡易な製本方法で、主に本のおまけや、習字の手本、経巻などに多い。

ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%98%E3%82%8A%E6%9C%AC

装丁のひとつ、ということらしいですね。

折り本はもともと巻物だった?

本来、日本では書物といったら巻物が主流で、それはそれはとても便利なものでした。省スペース収納はもちろん、折りたたまない作りから折り目から劣化することもなく、保管するにはまさに理想のカタチ。

…だったのですが、どうやら何度も読み返すという点では大変なものだったみたいです。そういう不便さから冊子本の始まり、折り本というものが生まれました。

こちらがその折り本。
ご朱印帳もその手法で作られていました。

orihon-2

漢字の「帳」と「帖」の違いは?

「帳」と「帖」は同じような使い方をしますが、その違いは?というと、当用漢字であるかないかの違いだけ。けれど本来の意味を…と考えると「帖」の方がよりメモ帳に近いだろうという考え方もあるようです。

(現代は2つとも常用漢字なので自由に使っても大丈夫なのですが、当用漢字を採用していた昭和21~56年の間は「帖」の漢字は使えなかったそうです。)

当用漢字とは…
第二次世界大戦後、漢字制限を目的として現代国語を書き表すため、使用頻度の高いものを中心に日常使用する漢字の範囲を定めた当用漢字表にある1850の漢字。昭和56年に廃止された。常用漢字の前身。

「にっぽん洒落者帖」も折り本のように読みやすく、何度でも読める書物(メモ帖)のようなWebマガジンを目指して運営していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。