「ありがとう。」

普段何気なく使っている感謝の気持ちを表す言葉ですが、その語源はご存知ですか?

あり‐がとう〔‐がたう〕【有(り)難う】
[感]《形容詞「ありがたい」の連用形「ありがたく」のウ音便》感謝したり、礼を言ったりするときに用いる言葉。

goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/7473/m1u/%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%86/

「ありがたい」は漢字で「有難い」と書きます。

これは「有る」ことが「難しい」、すなわち「この世に存在が難しい」「滅多にない」という意味でそこから「滅多にありえないことを感謝する」という意味になりました。

「ありがたき」という言葉は枕草子にも登場しますが、そこでは「ありがたきもの」と表現し、「この世にあるのが難しい」つまり「過ごしにくい」といった意味で使われていました。

そして時代が流れ、

仏教の教え「人の生を受くるは難く やがて死すべきものの いま命あるは有り難し」

訳:人として生まれ、その生涯を送ることは極めて稀なこと。そしていつか死ぬことが約束されているのに、今こうして自分が存在していることはとても有り難い(有ることが難しい)ことなのだ。

という考え方が含まれ、それが感謝の気持ちを表す言葉として定着していったと言われています。

語源はポルトガル語という俗説

「ありがとう」の語源はポルトガル語の「オブリガード」から、という説があるそうです。

どうやら「アリガート(?)」と「オブリガード」が似ている、ということらしいのですが…

「ありがとう」はポルトガル語が日本に入ってくる以前から使われていた言葉なので、音が似ている?というだけの俗説のようです。

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「Thank you」ともちょっと違う、
「ありがとう」の言葉。

当たり前のように思っていることも、本当は自分の力ではない沢山の偶然が重なって存在している。そんな日本人独特の感覚がこめられている言葉なのではないでしょうか。本来の意味を意識しながら「ありがとう」を伝えていきたいですね。